先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「好きっていうか…選手たちが…頑張ってるから…なんとかしてあげたいっていう…気持ちの方が強いかもしれないですけど…」

「それだけ?」

「それだけですよ…」

バレー…

ずっと忘れてた…
いや…忘れようとしてた…
先生との想い出の…高校時代…

けど…
わたしにとってバレーは…

小学校からずっと…
生活の一部だったバレーは…

ほんとに…今はもう好きじゃないなんて言えるのだろうか…?

「いや…それだけじゃないかも…しれないですね…」

思わず…呟いた…

「彩は…好きなんだよ。バレーが…ほんとは…めちゃくちゃ…」

< 87 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop