先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「俺は…彩が…心から好きだった…それだけはわかってほしい…」

先生…

「お前が…心の奥ではバレーを好きなのは…絶対保証する。ずっとお前を見てたからわかるんだ。だから…今度こそ…自分見失わずに…バレー…堪能しろ。って…俺は思ってる…」

ずっとわたしを見てた…?
って…?

伊奈先生の突然の告白みたいなものに…わたしは戸惑っていた…

「今の彩なら…大丈夫だな…。俺は…やっぱりバレーが好きな…彩が…好きだわ…」

好き…?

先生…?

あまりのことに驚いて…何も言えずに固まってしまってたわたし…

「彩…」

そして…何か先生がきっと重要なことを今から言うんだと思った時だった…

わたしのスマホがテーブルの隅でブーブーと震え始めた。


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