ココロの声
泰樹と私が出会ったのは共通の趣味、カメラ。
SNSで開催を知った撮影会に参加して知り合った。
だから、カメラ仲間には共通の知人も多く、撮影のあと飲んで帰ることもしばしば。
あの日もそうだった。
紅葉がきれいで有名な神社で撮影会が行われた。
参加者は12~13人。
終わったあといつものように写真を見せあいながら飲んでいた。
「ここちゃん写真見せてよ」
飲み会の終盤、SNSにあげる写真を一人で真剣に選んでいたら、声をかけられた。
父親くらいの年齢で、可愛がってもらっている兵藤さんだ。
「兵藤さん!大分酔ってますね笑っ
今日のベストはこれかな~?」
「綺麗。ここちゃんの写真はなんていうか、透明感があって癒されるね」
「ふふっありがとうございます。
兵藤さんのはいつも生き生きとした写真ですよね」
「ここちゃんみたいな若い子褒められると嬉しいねー
うちの娘は写真を見てくれないから」
こういって、いつも娘のように扱われる私。
でも、今日は違った。
真剣な顔の兵藤さんがいた。
SNSで開催を知った撮影会に参加して知り合った。
だから、カメラ仲間には共通の知人も多く、撮影のあと飲んで帰ることもしばしば。
あの日もそうだった。
紅葉がきれいで有名な神社で撮影会が行われた。
参加者は12~13人。
終わったあといつものように写真を見せあいながら飲んでいた。
「ここちゃん写真見せてよ」
飲み会の終盤、SNSにあげる写真を一人で真剣に選んでいたら、声をかけられた。
父親くらいの年齢で、可愛がってもらっている兵藤さんだ。
「兵藤さん!大分酔ってますね笑っ
今日のベストはこれかな~?」
「綺麗。ここちゃんの写真はなんていうか、透明感があって癒されるね」
「ふふっありがとうございます。
兵藤さんのはいつも生き生きとした写真ですよね」
「ここちゃんみたいな若い子褒められると嬉しいねー
うちの娘は写真を見てくれないから」
こういって、いつも娘のように扱われる私。
でも、今日は違った。
真剣な顔の兵藤さんがいた。