ウブで不器用なお殿様と天然くノ一の物語
「えー?どっちもいたよ。
それに日本人だけじゃなく、留学生もいたし。
彬良は全然興味のない世界だと思うけど、
一定の人口いるんだよ。サブカル好きって。コミケに行くために留学してたり。
そのために日本語学んでね?
……だけど、それがどうかしたの?」
彬良って、そういう人に偏見持ちそうなタイプじゃないと思うんだけど。
「すごく距離感近い、ベタベタしてくる男、その中にいてた?かなりのイケメンの…」
……ん?
あ、ひょっとして……
「申周明(シン シュウメイ)のことかな…
中仏のハーフで、ベタベタと言うか、挨拶がフランス人だったな。
母親がフランス人だから、そんなものかと思ってたけど。
まさにそれだよ。コミケに行くためだけに日本語を学びに来て。
私が……彼のお気に入りのキャラクターに似てるからって、何度もコスプレさせられたわ。」
「………」
「斎との会話聞いてたでしょう?
ピンクのウィッグにピンクのセーラー服。
美少女戦士セーラームーンのちびうさよ。」
「………その、シンってヤツと付き合ってた?」
「まさか!
申周明も含めて、留学生はみんな仲良かったけど、付き合ってはないよ。
それに、申周明には婚約者がいたわ。
大富豪の息子でね、ちゃんとそう言う階級のご令嬢がお相手で。
あ、でも、その彼女も結局日本にきちゃったのよ。
伍慈雨(ウージウ)って言う可愛い女の子。
1つ歳下でね。
だから1年後に追いかけてきて。
カップルでサブカルにどハマりしてたから、
いろんな意味でお似合いだった。
……申周明のこと、知ってるの?」
それに日本人だけじゃなく、留学生もいたし。
彬良は全然興味のない世界だと思うけど、
一定の人口いるんだよ。サブカル好きって。コミケに行くために留学してたり。
そのために日本語学んでね?
……だけど、それがどうかしたの?」
彬良って、そういう人に偏見持ちそうなタイプじゃないと思うんだけど。
「すごく距離感近い、ベタベタしてくる男、その中にいてた?かなりのイケメンの…」
……ん?
あ、ひょっとして……
「申周明(シン シュウメイ)のことかな…
中仏のハーフで、ベタベタと言うか、挨拶がフランス人だったな。
母親がフランス人だから、そんなものかと思ってたけど。
まさにそれだよ。コミケに行くためだけに日本語を学びに来て。
私が……彼のお気に入りのキャラクターに似てるからって、何度もコスプレさせられたわ。」
「………」
「斎との会話聞いてたでしょう?
ピンクのウィッグにピンクのセーラー服。
美少女戦士セーラームーンのちびうさよ。」
「………その、シンってヤツと付き合ってた?」
「まさか!
申周明も含めて、留学生はみんな仲良かったけど、付き合ってはないよ。
それに、申周明には婚約者がいたわ。
大富豪の息子でね、ちゃんとそう言う階級のご令嬢がお相手で。
あ、でも、その彼女も結局日本にきちゃったのよ。
伍慈雨(ウージウ)って言う可愛い女の子。
1つ歳下でね。
だから1年後に追いかけてきて。
カップルでサブカルにどハマりしてたから、
いろんな意味でお似合いだった。
……申周明のこと、知ってるの?」