ウブで不器用なお殿様と天然くノ一の物語
そうよ。
そこをすっ飛ばしてもらっては困るのよ。
そりゃ、『ずっと一緒にいよう』とか、
それっぽい言葉は聞いたけどね。
「まあ!」
「彬良!
お前、どこまでヘタレなんだ⁉︎
8年も待たせたのに、やる事だけやって、プロポーズもしてないのか⁉︎」
あり得ない! と兄夫婦は呆れて彬良を見つめる。
「い、いや?
え? 言わなかったっけ⁇
ずっと一緒にいようって、あれ?」
「お前、ちゃんと言え。
わかりやすく!
さぁ、兄ちゃん達が証人にかなってやろう。」
エェ〜〜‼︎
それはすごい展開だ。
「え、え、いや……」
「彬良くん、頑張って!」
彬良が私の両肩に手を置く。
「あ、灯里…?」
ええ、本当に言うの⁉︎
「灯里、俺と結婚してくださいっ!」
うそ…本当に言った。
これ、プロポーズ⁉︎
直球すぎるけど。
うわ〜、でも、こんな状況なのにジワジワと嬉しくなって来た。
「彬良…
……末永く宜しくお願いします。」
「よし!」
「おめでとう!」
パチパチパチパチ
兄夫婦の祝福を受けて、何故か呆然とする2人。
「さ、せっかく早起きしたんだから、
駅前のカフェにモーニングいきましょう!
私、今日はパニーニの気分なの。」
「俺はがっつりカツサンドの気分だな。
よし。じゃあ、退散しよう!
あ〜良い気分だなぁ。
やっと灯里ちゃんが俺達の義妹になるぞー!」
「そうね!」
そこをすっ飛ばしてもらっては困るのよ。
そりゃ、『ずっと一緒にいよう』とか、
それっぽい言葉は聞いたけどね。
「まあ!」
「彬良!
お前、どこまでヘタレなんだ⁉︎
8年も待たせたのに、やる事だけやって、プロポーズもしてないのか⁉︎」
あり得ない! と兄夫婦は呆れて彬良を見つめる。
「い、いや?
え? 言わなかったっけ⁇
ずっと一緒にいようって、あれ?」
「お前、ちゃんと言え。
わかりやすく!
さぁ、兄ちゃん達が証人にかなってやろう。」
エェ〜〜‼︎
それはすごい展開だ。
「え、え、いや……」
「彬良くん、頑張って!」
彬良が私の両肩に手を置く。
「あ、灯里…?」
ええ、本当に言うの⁉︎
「灯里、俺と結婚してくださいっ!」
うそ…本当に言った。
これ、プロポーズ⁉︎
直球すぎるけど。
うわ〜、でも、こんな状況なのにジワジワと嬉しくなって来た。
「彬良…
……末永く宜しくお願いします。」
「よし!」
「おめでとう!」
パチパチパチパチ
兄夫婦の祝福を受けて、何故か呆然とする2人。
「さ、せっかく早起きしたんだから、
駅前のカフェにモーニングいきましょう!
私、今日はパニーニの気分なの。」
「俺はがっつりカツサンドの気分だな。
よし。じゃあ、退散しよう!
あ〜良い気分だなぁ。
やっと灯里ちゃんが俺達の義妹になるぞー!」
「そうね!」