ウブで不器用なお殿様と天然くノ一の物語
後日談…

「あら、彬良くん?」

げっ!

「れ、麗さんっ!」

できれば会いたくなかったんだが…

「1日遅れだけど、お誕生日おめでとう!」

「……ありがとう。」

「プレゼント、楽しんで頂けたかしら?」

……ああ。
楽しんで頂けた。

昨日の夜は、緩めにお湯を張って、泡風呂にし、全身に“お里”の奉仕を受けた。
“お里”は泡で作った、くノ一コスチュームを身に付け…………励んでくれた。
もちろん泡なんて付けなくても、いやその方が形のいいお椀型の胸が見えていいんだが…

泡もいい!
こう、想像を掻き立てられて……

“お里”も恥ずかしがらず、積極的に奉仕してくれたし…
可愛いかったなぁ……

控えめに言っても、最高のプレゼントだった。
言わないけど……。

「……くん? 彬良くん⁇ 」

……ハッ‼︎
いつの間にか、風呂に意識が飛んでた……

「フフフ……。
その様子じゃ、相当楽しんで頂けたようね。」

「う…………。」

あぁ、くそ!
絶対、俺真っ赤だ。

「灯里ちゃんたら、何も知らないの。
すっごく素直でね〜。
ホント、可愛いわ〜!



………また、教えておくわ。
“妻の務め”第二弾。
楽しみにしてて!」

そう、こっそり囁いて、内科医局前の廊下から去っていった。




















………………………………………第二弾。

あるのか?

いつだ?

あの兄嫁………侮れん…………。






< 158 / 158 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:229

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

強面社長は幼馴染のつよつよ教師を一途に溺愛する

総文字数/32,077

恋愛(ラブコメ)73ページ

表紙を見る
糸ちゃんと謙吾くんの寝室事情

総文字数/1,361

恋愛(ラブコメ)5ページ

表紙を見る
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop