ウブで不器用なお殿様と天然くノ一の物語
『マジで⁉︎
うわ〜めっちゃ見たいわー!
いや、他のコスプレも似合いそうだもんね。
こう、なんていうか、コスプレ好きの意欲を掻き立てる様な逸材だよ!』
『……ひょっとして……
いつき、そっちの人?』
『あ、や、そーでもないんだけど…。
うん。嫌いじゃないかな。』
あー、ヤバいなこの御曹司。
目がキラキラしちゃってるよ…。
いるんだよねー。
爽やかな外見なのに、実はサブカル好き。
大学にもいたんだ。
かなりしつこくされた思い出が…。
『……なるほど…。
大学時代に戻った様な気分です…。』
……まあ、お気に召していただいて
何よりだ。
相手はお客様なんだから。
『この後、何か予定あるの?
少し早いけど、ランチでもどうかと思って。』
それは無理。
お誘いは有り難いけど、お仕事があるからね。
『申し訳ないのですが、予定があります。』
『デート?』
『……違います。』
この人にくノ一がバレたら大変だわ。
そろそろ撤退ね。
『……でも、君の後ろにいる彼は、約束してるからいるんじゃないの?』
『……はい?』
振り返ると、真後ろによく知った後ろ姿が。
「な!あ、彬良⁉︎」
ビクッと飛び上がる後ろ姿。
「彼、灯里がここにきた直後から、後ろの席にいたよ?」
…偶然なんてあり得ないだろう。
ここに来ることを知ってるのは………健心か。
うわ〜めっちゃ見たいわー!
いや、他のコスプレも似合いそうだもんね。
こう、なんていうか、コスプレ好きの意欲を掻き立てる様な逸材だよ!』
『……ひょっとして……
いつき、そっちの人?』
『あ、や、そーでもないんだけど…。
うん。嫌いじゃないかな。』
あー、ヤバいなこの御曹司。
目がキラキラしちゃってるよ…。
いるんだよねー。
爽やかな外見なのに、実はサブカル好き。
大学にもいたんだ。
かなりしつこくされた思い出が…。
『……なるほど…。
大学時代に戻った様な気分です…。』
……まあ、お気に召していただいて
何よりだ。
相手はお客様なんだから。
『この後、何か予定あるの?
少し早いけど、ランチでもどうかと思って。』
それは無理。
お誘いは有り難いけど、お仕事があるからね。
『申し訳ないのですが、予定があります。』
『デート?』
『……違います。』
この人にくノ一がバレたら大変だわ。
そろそろ撤退ね。
『……でも、君の後ろにいる彼は、約束してるからいるんじゃないの?』
『……はい?』
振り返ると、真後ろによく知った後ろ姿が。
「な!あ、彬良⁉︎」
ビクッと飛び上がる後ろ姿。
「彼、灯里がここにきた直後から、後ろの席にいたよ?」
…偶然なんてあり得ないだろう。
ここに来ることを知ってるのは………健心か。