俺様vs…私??第2部
静かにうなずくと
有沢はゆっくりいすに座った。
……やっぱりなんか様子が変…??
「あのさ………。」
すると、いきなり
有沢が話しはじめた。
「ん??何??」
「…こんなこと言ったら、俺のこと
軽蔑するかもしれないけど
女っていうのは所詮、男たちの
性欲を満たす【モノ】みたいなもんだ。
って、ずっと思ってたんだ……。
そう思ってたから
中学くらいのときから
告白されれば付き合って、別れて…の
繰り返しだった。
俺は、誰一人として、本気で
人を好きになれなかったんだ。
高校入ってからも、それは
変わらなくて女遊びをやめなかった。
……あれは、いつくらいかな??
多分、高校1年の夏くらい…??
お前と廊下ですれ違って
可愛いな。って…ま、軽い一目ぼれした。」