チヤホヤされてますが童貞です
勢いづいてしまいまして…
それぞれの時間
『オフが一緒の日の前夜にエッチをする』という約束から、1ヶ月という時が経った。
「……」
そんな中、綾斗はものすごく悩まされている。
(オフが重なる日がなかなか来ないのですが…!?)
お互い仕事に忙殺されている身。凛は若手女優として重大な期間。綾斗は主演映画も決まって乗りに乗っている時期。
(あーーもぉーー!!)
休みがあってもバラバラで、夜一緒にいる時間は短くて。
正直、溜まっている。
会いたくて仕方なくて、あの優しい笑みを浮かべる凛を抱きしめたい。腕に閉じ込めて、鼻腔いっぱいに凛の香りを堪能したい。
などという変態発言を心に留めている綾斗の限界は近く…。
「服部さん、次の俺の休みはいつ!?」
「だから5日後だって!何回訊くの!?」
スケジュール帳をパラパラめくっている服部に毎日この質問を問いかけた。
「凛の休みは…?」
「知りたきゃ本人に訊きなよ。僕が知ってるわけないでしょー?」
「…たしかに……」
はぁーっ、という重たいため息はまるで鉛のよう。
(凛ロスがやばい…)
うぅ…と声を漏らし、頭を抱えてしゃがんでいたが、
「綾斗くーん!撮影再開するよ〜」
「はい!」
監督の一声で営業スマイルに切り替える。
その瞬時の応対に関して自画自賛しつつ、忙しい現状に嘆いた。
「……」
そんな中、綾斗はものすごく悩まされている。
(オフが重なる日がなかなか来ないのですが…!?)
お互い仕事に忙殺されている身。凛は若手女優として重大な期間。綾斗は主演映画も決まって乗りに乗っている時期。
(あーーもぉーー!!)
休みがあってもバラバラで、夜一緒にいる時間は短くて。
正直、溜まっている。
会いたくて仕方なくて、あの優しい笑みを浮かべる凛を抱きしめたい。腕に閉じ込めて、鼻腔いっぱいに凛の香りを堪能したい。
などという変態発言を心に留めている綾斗の限界は近く…。
「服部さん、次の俺の休みはいつ!?」
「だから5日後だって!何回訊くの!?」
スケジュール帳をパラパラめくっている服部に毎日この質問を問いかけた。
「凛の休みは…?」
「知りたきゃ本人に訊きなよ。僕が知ってるわけないでしょー?」
「…たしかに……」
はぁーっ、という重たいため息はまるで鉛のよう。
(凛ロスがやばい…)
うぅ…と声を漏らし、頭を抱えてしゃがんでいたが、
「綾斗くーん!撮影再開するよ〜」
「はい!」
監督の一声で営業スマイルに切り替える。
その瞬時の応対に関して自画自賛しつつ、忙しい現状に嘆いた。