人魚姫〜もしも人魚姫と王子様の立場が逆だったら〜【不定期更新中】
始まり

プロローグ





ある日、人魚姫は15歳になりました。







15歳になると人間達のいる陸の世界に行ってもいいということになっています。






ただし、陸地に立つことはできません。






人魚の尾ひれのせいで、人間のように歩くことができないからです。






人魚姫は魔法使いに言いました。







「私に人間の足をください」






魔法使いも言います。






「だったら何かと交換だ。そうだな…。私はお前の声が欲しい」














人魚姫は「それでもいい」と言いました。






結局、交換をしました。





彼女の美しい声は、魔法使いのものになったのです。






そして王子様に会いに行き、なんやかんやで2人は幸せになったのです。







さてさて、魔法使いは、人魚姫のおかげで女の子に化けることはできるようになりましたが、魔法使いは男の子に化けられないことに気づいたのです。







化けたとしても、声が出せません。






出したら絶対に嫌な顔をされてしまいます。






それが嫌だった魔法使いは、人魚姫と結ばれた王子様の声が欲しいと思いました。






ですが、何も欲しいものがない王子様にはきっぱりと断られてしまったのです。






それでも魔法使いは諦めませんでした。






魔法使いは人魚姫が可哀想だとは思いましたが、こんな魔法をかけました。












人魚姫は王子様の代わりに姫に








王子様は人魚姫の代わりに人魚になりました。








さてさて。







おかげで「人魚姫」のストーリーの内容はガラリと変わってしまいました。







この2人はこのあと、






どうなるのでしょう…?





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