・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
隣にいる三雲先輩も、明梨たちの話には入らずに、お酒を口に運んでいた。


その大人っぽさに、私は彼を見つめてしまう。

「乃亜ちゃん、あそこの輪、入らないの?」

三雲先輩はそう言って首を少し傾けてこっちを見つめた。

「別に、いいかな、って思って…。」
私は明梨たちの方を見てそう小さな声で呟いた。


少しして三雲先輩のほうを振り返ると、先輩は手をゆっくりと私の方に近づけていた。
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