・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
数日後、私は三雲先輩の家の前にいた。
インターホンを押して、扉が開く。
「いらっしゃい。」
迎えてくれた先輩は、私を見つめて優しく微笑んだ。
先輩は「どうぞ」と言って手を部屋の方へと伸ばす。
そして私は玄関へと足を踏み入れた。
禁断というものに踏み込むような感覚が足から全身へと伝わっていく。
2、3歩歩いた時、
鍵がガチャリと閉まる音がした。