・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
「危ないって思わなかった?」

何も言えない私に先輩は

「男の部屋に入って何されても、文句言えないよ。
別に、それでもいいの?」そう言って


私の方を見つめて首を傾げた。


別に、それでもいいと思った。

飲み会の後、明梨が言ってた。
「大学生の男たちは気をつけないとダメだからね。一回寝たらそれでポイってされるんだからね。」と
蒼翔先輩がカッコよくて、仲良くなりたいと言いながら、私に言い聞かせているのか、それとも自分に言い聞かせているのか。


でも別に、それでもよかった。一回で捨てられるのでも別にいい。
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