・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
三雲先輩のお家で、ソファーに座って私はそんな事を考えていた。

「乃亜…。」

シャワーを浴びに行っていた先輩が、いつの間にか服を着て私の前に立っていた。

「先輩…。もうシャワー浴びて来たんですか?早かったですね。」

私がそう言うと、先輩は不意に私の頭を撫でて少し悲しみそうな顔をした。


「三雲先輩?」

どうしたのか分からず、私は首を傾げた。
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