・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
俺は、乃亜を見て言いたくなった。

俺が君に会ったのは、本当はあの飲み会が初めてじゃあないんだって。


君のお父さんが、お客として俺の家族を家に招待してくれた時、
君はまるで自分の家ではないかのように、居心地の悪のそうにそこにいた。
従順に、父の後ろに付いて、俺たちを迎えてくれた。


あの時に感じた違和感が、今もそこにある。

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