・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
「乃亜ちゃんさ、俺に乗り換えない?」
腰に手を置いてニヤリと笑う蒼翔先輩。

隣にいた三雲先輩が
「ダメに決まってるだろ。」と蒼翔先輩を横からこづいた。


そんな二人のやり取りを見ながら、私はただ「かっこいいなぁ」と呑気にそう思っていた。

すると、三雲先輩が近づいてきた。
私は恥ずかしさと期待、不安、一瞬で色んな感情が湧いてきて混乱した。

すると先輩は私の腰に手を回して、グッと自分の体に引き寄せた。

ジッと私を見つめて
「可愛いよ。」と…。


私は驚き、恥ずかしさに顔を真っ赤に染めた。
心臓がバクバクと強く波うつ。
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