・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
明梨とは、高校でずっと一緒だった。

学部が違ったけど大学でも一緒になれた。


高校の時の私は、明梨にはどう見えていたんだろう。

私は高校の時、早く大人になりたいとばかり思っていた。
大人になったら、この寂しさの埋め方がどんな方法でも良いから見つかる。
それを願っていたから。
その埋め方というのは、ただ人に触れるだけでもよかったのだ。

「キスして」と言われたら誰とだってする
「殴りたい」と思うなら殴ればいい
都合のいいものであり続けたい。
その代わり私を捨てないで

そんな事を思ってた。
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