・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
「美容の専門って美容師さんですか?」

明梨がそう言って三雲先輩に上目遣いで訊いた。

「うん。ここの近くのお店で見習い中。」

そう言う三雲先輩は、訊いてきた明梨の方ではなくて、私の方を向いてそう答えた。


「乃亜ちゃんだっけ?髪、綺麗だね。」

急に三雲先輩は私に話題を振った。
私は驚いて
「あ、はい。ありがとうございます。」としどろもどろになる。

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