・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
そう言って胸を撫で下ろした瞬間、
「あ、二人とも起きた?」
と声がして私は驚いて振り返る。


そこに立っていたのは、もうしっかり着替え終えて髪までセットし終えた蒼翔先輩だった。

私は驚いて飛ぶようにソファーから立ち上がった。


「蒼翔先輩、起きてたんですか?!」

「うん。」
「蒼翔はすごい早起きだからね。」

私は平然とそう答える二人に、両手で顔を隠した。
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