・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
そしてもうすぐ半年が経つ
そんな時、「帰ってこい」と連絡が来た。


『この日に』そう言われたら、私は断ることは出来ない。
逆らう、という事になるから。

他人にはちっぽけなものに見えても、その微妙な境界線が私にはとても重要なものだった。


帰るということが決まってから、ずっと憂鬱。

そして、ついにその日がやって来た。

私は重たい重たい足を前へ前へと進めて、もう随分と開けていなかったような気がする重たい扉を開けた。
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