・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
「ただいま。」

久しぶりのお母さんもお父さんも、変わった所は見当たらなかった。

私は実家に懐かしさを覚えながら、お父さんと言葉を交わす。

「ちゃんと正しい生活を送っているか」

私は「うん。」と答える。

「大学では成績上位にちゃんといるか」

私は同じように「うん。」と答える。

「社会人になった時に、秘書検定は礼儀や社会のマナーで役に立つ。今のうちに取っておきなさい。」

私はそう言われて「分かりました。」と、そう答えた。

鎖がまた一つ増えた。
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