・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ
「7年もその人と付き合ってるの…。」


三雲先輩から結婚を申し込まれて、
私は泣きながら「はい。」と答えた。

お父さんに、お母さんに、その事を打ち明けると、「よかったな。」とそう言ってくれた。

父はきっとお客さんの息子で、
「いま有名なあのスタイリスト」という事で文句一つ無く、満足だったのだろう。

でも、それでも父が結婚を許してくれた時はただただ嬉しかった。
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