ちっちゃな幸せ
「今日、告白するよ」

未希は緊張しているようだ。

「大丈夫だよ、きっと」

日花里は未希に笑いかけた‐。


‐「はぁ、疲れた~!」

ホテルに着くと、日花里はすぐに横になった。

「ちょっと日花里!
横になるのは、せめてシャワーを浴びてからにしてよ!」

未希は日花里を咎める。

「妊婦なんだから、大目に見てよ」

日花里が笑う。

「俺、シャワー浴びてくるわ!」

夏向はそう言うと、浴室に入って行った。

「夏向、行っちゃったよ?
2人になるのは今しかないんじゃない?」

日花里が言うと、未希は俯いている。

「や、無理だから!
だって夏向、今、裸…///」

「大丈夫だよ、未希が来たらさすがにバスタオルくらい巻くよ」

「そうだといいけど…」

「それに付き合ったらするんでしょ?」

「何を?」

「エッチ」

日花里の言葉に、未希は頬を赤く染める。
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