いつも君がそばにいた

複雑な糸




自分で今まで「好き」って..。

なんで気づかなかったんだろ...
そう思うとまた泣けてくる



階段を急いでかけおりた


私は誰もいない図書室に入る
授業を初めてサボった。

私は外が見える椅子に座り
泣きながら空を見る

「好きって言いたかった...」

何も考えてないのに
言ってしまった。



「羅夢ちゃん..?」

え?と思い 振り向く
..凉?


そう思うと安心したのか
また泣けてくる


「..凉ぉ」

凉ではないことは気づいたけど


私は思いっきり泣いた

翔君の胸の中で



「羅夢ちゃん、安心して。」

優しく囁く声。

でも
私の求めている温もりではない


でも今の私にとっては
今の心の支えになった



「翔君、ゴメンね..ありがと。」


凉が亜夢になんて言ったかは
わからない


けど
どっちにしても

私は
思うぞんぶん泣いた。

だから
決して諦めてはないけど



悲し泣きしても嬉し泣きしても
思い残す事はないと思う。
< 12 / 19 >

この作品をシェア

pagetop