いつも君がそばにいた




デート当日

私はいつもより
ちょっとだけオシャレしてみた。



凉はなんて言ってくれるかなぁ

そんな事を考えながら
私は待ち続ける


「遅れてゴメン」

「遅いっ!」

「短気な奴ぅ」
口を尖らせながらそう言った


「うるさいなぁ」


「そういえば何見るの?」

私を見つめながらそう言う

「ぇ?いま、カップルの間で流行ってる映画だよお」



「ぇ...純愛..?」


「うんっ」


「あっちの方がおもしろいよ」
凉は話を逸らす


「ヤダあれがいい」

2人は低レベルなケンカをしだす
そんな事をしてると
映画が上映し始めた

2人は見れなくなったため
仲直りもしてないまま
ファミレスに入った

会話はもちろんない
注文をしても会話はない
< 14 / 19 >

この作品をシェア

pagetop