いつも君がそばにいた
「はじめまして〜!!」
明るくて元気な声が
私と凉との空気を邪魔した。
凉と私は空気読めよ と
顔で訴えながら睨む
「せっかくの空気を邪魔してゴメンっ」
「私、菊池 杏よろしくネ」
こっちを見ながら
そう言ってニコっと笑った
とっても活気があって可愛い子
「ぇ...」
私は何が何だかわからない
「俺、立花 凉。コイツは笹川 羅夢」
「は、はじめましてどうぞよろしくっ」
なんかスゴいテンパっちゃった
「よろしくネ」
杏ちゃんはニコッと笑ってくれた
私も引きつった笑顔を見せる
頑張って笑ってるのに。
こういう時はいつも
凉がフォローしてくれる
なんだか守られてばっかだなあ...