生贄の花嫁 〜Lost girl〜
第35話 約束のキス
「花月ちゃん、どうしてもお願い!」
ある日、いつも通り学校へ向かうと有無を言わさず結愛ちゃんとあずさちゃんに女子トイレまで連れてこられた。
「えっと……お願いって…?」
「毎年クリスマスの時期になると私とあずさでケーキ販売のアルバイトをしているんだけど、今年は人数増やさなきゃいけなくて、花月ちゃん、やってくれないかな……?」
「あの…アルバイトって何…?」
「そこからか……。まあ簡単に言うと働くってことだよ。勿論働くわけだからお金ももらえるし。」
お金…。こっちの世界に来た時何も持ってこなかった私にとっては大切なことかもしれない……。もうすぐクリスマスだし皆にプレゼント渡すにもお金はいるよね……。
「私、やってみる。」
「よかったー!あ、でもね、バイトのことは赤羽くんたちには秘密にしておいてほしいの。ダメ…かな…?」
そういえば、いつも何かするときって皆に許可を取っていたっけ…?まあ、今回くらいは大丈夫だよね…?
「じゃあ、とりあえず12月22日~25日までの4日間、花月を借りることは言っておかないとだね。うちらにいい考えがあるから花月は話合わせてくれればいいから。」
「うん……わかった…?」
ある日、いつも通り学校へ向かうと有無を言わさず結愛ちゃんとあずさちゃんに女子トイレまで連れてこられた。
「えっと……お願いって…?」
「毎年クリスマスの時期になると私とあずさでケーキ販売のアルバイトをしているんだけど、今年は人数増やさなきゃいけなくて、花月ちゃん、やってくれないかな……?」
「あの…アルバイトって何…?」
「そこからか……。まあ簡単に言うと働くってことだよ。勿論働くわけだからお金ももらえるし。」
お金…。こっちの世界に来た時何も持ってこなかった私にとっては大切なことかもしれない……。もうすぐクリスマスだし皆にプレゼント渡すにもお金はいるよね……。
「私、やってみる。」
「よかったー!あ、でもね、バイトのことは赤羽くんたちには秘密にしておいてほしいの。ダメ…かな…?」
そういえば、いつも何かするときって皆に許可を取っていたっけ…?まあ、今回くらいは大丈夫だよね…?
「じゃあ、とりあえず12月22日~25日までの4日間、花月を借りることは言っておかないとだね。うちらにいい考えがあるから花月は話合わせてくれればいいから。」
「うん……わかった…?」