生贄の花嫁 〜Lost girl〜
第36話 内緒の再会
「はい、花月ちゃんも一緒に繰り返してね。いらっしゃいませー。」
「い、いらっしゃいませ……。」
「クリスマスケーキはいかがですかー?」
「く、クリスマスケーキはいかがですか…?」
とうとうこの日が来ました。結愛ちゃんとあずさちゃんにお願いされていたケーキ販売のアルバイトです。
「花月、挙動不審すぎ。もっと砕けて大丈夫だよ。」
「だ、だって…アルバイト初めてだし……何よりこの格好、恥ずかしいよ。」
お店に来て渡された衣装は丈の短いサンタさんのワンピースだった。中はキュロットになっていて見えないから大丈夫って言われたけど、制服より短いスカートをはいたことがない私には不安しかない。
「まあ、男はズボン、女はミニスカートっていうのは差別的だとは思うけどさ。」
「あずさはズボンじゃん。」
「私は美脚だからいいの。」
「へえー、スカートの私の足は汚いと…?」
「じゃ、じゃあ、私がワンピースなのは…?」
「体のラインが綺麗だから。」
そんな息を合わせて言わなくても……なんかあんまり嬉しくない気がするし…。
「このワンピース、細くないと着られないんだよ。結愛は胸があるし、私は肩幅があるから着られないし。」
「まあ、この4日間だけだから。」
「うん……。」
「それはそうとさ、花月ちゃん、何枚か写真撮ろう!後で、緑川くんに送ってあげるから。」
「だ、ダメです!」
「きっといい値段で買ってくれるよ。」
「そ、そういうのはダメです!それにアルバイトのことがばれたら…。」
「いや、花月、冗談だから。まあ、本当にお金出して買ってくれそうだけどさ。」
「花月ちゃん、こっちに来てから全然写真とか取ってないでしょ?」
そういえば……こっちの世界に来てからあんまり撮ったことないかも。文化祭準備のモデルの時くらいかな。
「まあ、あの5人と一緒だと撮る機会はないだろうからね。」
「だから、この写真は思い出を残すための写真。」
「あり……がとう…。」
「やだー、花月ちゃん可愛い!」
「その調子でやってくれればケーキ売れそうだわ。」
「い、いらっしゃいませ……。」
「クリスマスケーキはいかがですかー?」
「く、クリスマスケーキはいかがですか…?」
とうとうこの日が来ました。結愛ちゃんとあずさちゃんにお願いされていたケーキ販売のアルバイトです。
「花月、挙動不審すぎ。もっと砕けて大丈夫だよ。」
「だ、だって…アルバイト初めてだし……何よりこの格好、恥ずかしいよ。」
お店に来て渡された衣装は丈の短いサンタさんのワンピースだった。中はキュロットになっていて見えないから大丈夫って言われたけど、制服より短いスカートをはいたことがない私には不安しかない。
「まあ、男はズボン、女はミニスカートっていうのは差別的だとは思うけどさ。」
「あずさはズボンじゃん。」
「私は美脚だからいいの。」
「へえー、スカートの私の足は汚いと…?」
「じゃ、じゃあ、私がワンピースなのは…?」
「体のラインが綺麗だから。」
そんな息を合わせて言わなくても……なんかあんまり嬉しくない気がするし…。
「このワンピース、細くないと着られないんだよ。結愛は胸があるし、私は肩幅があるから着られないし。」
「まあ、この4日間だけだから。」
「うん……。」
「それはそうとさ、花月ちゃん、何枚か写真撮ろう!後で、緑川くんに送ってあげるから。」
「だ、ダメです!」
「きっといい値段で買ってくれるよ。」
「そ、そういうのはダメです!それにアルバイトのことがばれたら…。」
「いや、花月、冗談だから。まあ、本当にお金出して買ってくれそうだけどさ。」
「花月ちゃん、こっちに来てから全然写真とか取ってないでしょ?」
そういえば……こっちの世界に来てからあんまり撮ったことないかも。文化祭準備のモデルの時くらいかな。
「まあ、あの5人と一緒だと撮る機会はないだろうからね。」
「だから、この写真は思い出を残すための写真。」
「あり……がとう…。」
「やだー、花月ちゃん可愛い!」
「その調子でやってくれればケーキ売れそうだわ。」