生贄の花嫁 〜Lost girl〜
「改めて、花月チャン、お誕生日おめでとう~!」
屋敷に戻ると私以外の皆さんが料理やら飾りつけをしてくれてテラスで誕生日パーティーをひらいてくれた。
「これで花月も人間の年だと16歳か。いよいよ近づいてるわけだね。」
「近づいているって何が…?」
「聖との結婚だよ。人間は男が18歳で女が16歳だったっけ?吸血鬼もそんなもんだからね。」
「まだ全然実感が無いよ。」
「聖と幸せになってよね。これは僕からのお願いだから。それで、ずっと僕たちを忘れないでいて。だって僕たち、大切な家族でしょ?」
「うん…。そういえば、あそこにある手紙の束は?」
「これは全て貴女宛の手紙ですよ。吸血鬼協会に、現国王、貴族、どれも名立たる方々からのご招待状ですね。」
「ということは…つまり、いろいろな方にご挨拶をするということですね。」
「まあ、皆が皆いい人だってわけじゃないけど、花月と聖ならきっと乗り越えていける。まあ、無理だと思ったらいつでも僕たちに相談してよ。いつでも待っているから。」
「ありがとう…ございます。」
屋敷に戻ると私以外の皆さんが料理やら飾りつけをしてくれてテラスで誕生日パーティーをひらいてくれた。
「これで花月も人間の年だと16歳か。いよいよ近づいてるわけだね。」
「近づいているって何が…?」
「聖との結婚だよ。人間は男が18歳で女が16歳だったっけ?吸血鬼もそんなもんだからね。」
「まだ全然実感が無いよ。」
「聖と幸せになってよね。これは僕からのお願いだから。それで、ずっと僕たちを忘れないでいて。だって僕たち、大切な家族でしょ?」
「うん…。そういえば、あそこにある手紙の束は?」
「これは全て貴女宛の手紙ですよ。吸血鬼協会に、現国王、貴族、どれも名立たる方々からのご招待状ですね。」
「ということは…つまり、いろいろな方にご挨拶をするということですね。」
「まあ、皆が皆いい人だってわけじゃないけど、花月と聖ならきっと乗り越えていける。まあ、無理だと思ったらいつでも僕たちに相談してよ。いつでも待っているから。」
「ありがとう…ございます。」