隣のキケンな王子様!


……それだけでは済まなかった。



なんとなく、右手に違和感。


見ると、あの大事な指輪が消えていた。



「うそっ! やだっ! どうしようっ」



パンツに引っかけて、一緒に落としちゃったらしい。



手すりから身を乗り出して地面をのぞき込んでも、見えるのは舌を出したカメレオンだけ。



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