隣のキケンな王子様!
でも、ずっとこうしてるわけにもいかないし。
「あのー、郁己く~ん……?」
バスルームから声をかけると、
「んー? なに? 入って来いって? なら、喜んで」
「……違うから」
てか、まだいたんだ。やっぱり。
「今何してる~?」
「洗濯物たたんでるー」
「あのさ、それ、自分の部屋でやってくれる?」
「いいの? 由梨ちゃんの服持ってっちゃっても」
「えっ?」と口にしながら、干してた種類を思い出してほっとした。
下着関係はなかったはず。