隣のキケンな王子様!

「もう退散してくださいぃぃっ!」



そう叫ぶと同時に、アパートが震えるほどの大きな雷の音が「ドンッ!」と響いて。



「ひゃぁ……っ」



大の雷嫌いのあたしの体は、びっくりし過ぎて思わずジャンプ。



「や……怖い……」



両手で耳をふさぐと、今度は。



「……え?」



ふっ……と、明かりが落ちた。



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