隣のキケンな王子様!




……ううん。


奪われているのは……動きじゃなくて、チカラだ。




「……ん……」




左耳、のど元、鎖骨……


体は、郁己くんの動きに合わせて、無意識に反応してしまう。




「……んっ……や……」




小さく息を漏らしたあたしの口を、郁己くんの手がそっとふさいだ。




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