隣のキケンな王子様!


「由梨さ、これがいい機会なんじゃない?」



「え?」



「思い出の中で恋を続けるんじゃなくてさ、もっと他の男の子を見てもいいんじゃないかなぁって」



「あたしは……思い出に恋してるわけじゃないもん。好きになれるような男の子が周りにいないってだけで……」



「そうかなぁ」




首をかしげる亜矢子。



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