隣のキケンな王子様!
*抜け出せない迷路
----------☆
次の日から2日間、あたしは大学を休んだ。
さすがに、疲れていた。
カラダも、ココロも。
腕に残るあざを見るたびに、恐怖がよみがえってきて。
今さらだけど、無理やりされたキスに吐き気が込み上げる。
うずくまるトイレの中で、あたしは幾度となく涙を流した。
辛さとか、切なさとか、悲しさとか、むなしさとか、
いろんな想いが複雑にからんで、立ち上がるのも、やっとだった。
日中も夜も眠れなくて、肌も体調もボロボロだった。