隣のキケンな王子様!


こんなあたしだもん。


不幸が付きまとうのは当然なのかもしれない。



信じていたものが遠ざかっていくのも……身から出たサビなんだ。



「ホントにごめんね。勝手に怒ったり、無視したり……」


「いいよ。あたしは気にしてないし」



口の周りについたタレはそのままに、亜矢子は2個目のおにぎりをかじりながらほほ笑んだ。




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