隣のキケンな王子様!



「……ひゃっ……」



熱あるんだから、こういう無理させんなっつーの。



ったく、……痛ってぇな。


カラダも、ほっぺたも、オレも。



「い……郁己くん?」



起こした自分のカラダに、小さな相手を引きづり込んで。


頬を両手でつかまえて、まともに覗き込んでやった。



……ふ。その顔。


ムカつくくらい、カワイイわ。




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