隣のキケンな王子様!
*side―IKUMI
side---IKUMI
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まさかの再会から1年。
隣人としてこの子を見てきたけど、
「自分は不幸だ」と思い込んでいたその気持ちが分かったような気がする。
もっとも、最近ではそんな言葉を口にすることは無くなったけど。
それでも、
かなりの確率でハプニングに見舞われるのは事実だ。
電車に揺られているあいだ、
遊園地で起こりそうなハプニングを予想していたが、それ以上の結果が出た。