隣のキケンな王子様!
向かい合って座った観覧車の中、
突然、「何色のヒーローが好きだった?」なんて。
二人きりの、極狭の密室。
せっかくの極上のシチュエーションで、んなどーでもいい話することねーだろ?
狙ってた手つなぎのタイミングがますます遠くなるだろーが。
なんて、一瞬思ったが、どうやら真面目な顔だ。
確認しておきたいことがあるんだろう。
男の身勝手なエロい思考は……とりあえず置いといて。
話につきあってみると、
そこに、新たな事実が存在していた。