隣のキケンな王子様!
「あの人も言ってたじゃん、あたしはどーなるのって」
「うーん。何て言ったらいいのかなぁ。少なくてもオレは付き合ってる自覚がなかったっていうか」
「はい?」
「オレも男だし? ぐいぐい来られたら断れないっていうかさ。
まあ、意志とは違うところで反応しちゃうわけ、体が。
で、1回寝ちゃったんだよね。そしたらさ、しつこくされるようになったっていうか」
「……あの、聞いていい?」
「ん? 何?」
「非常口だけどさ、さっきの女の人の他に、あと何人用で使ってるんですか?」