最強総長は私の彼氏


私は歩きながら考えた





海……って事は…





泳ぐ?






それとも海を見るの?






んーでもなー…






………






あーわかんないよ!!!!






「そんなに深く考えなくてもいいよ。もっと簡単に。」






「っ!あ、う〜〜ん。」






考えていた事が顔に出ていたのか凌牙くんに笑われた






「でも、わかんないよ。」






いくら考えても泳ぐくらいしか思いつかない






さすがにそれはないけどね…






そんな会話が続いていたら目的地に到着していた






「着いたよ。こっち来て。」






「うん。」






私は素直に頷いてついていく






海の近くの2人がけのベンチに座った






「海には行かないの?」






「うん。ここが1番いいからな。」






「そうなんだね。」






私達の髪を風が揺らしていく





肌寒くてポケットに手を入れた





ポケットの中は暖かくて気持ちがいい






まるで凌牙くんと手を繋いでいる時みたいだな…








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