秘密の恋
「俺が勝手に作っただけだよ。あんま美味しくないかも」


……今なんかピンと来たんだけど、もしかしたら。


『ね、生姜焼きしか作ってないでしょ』


「……バレた?」


やっぱり!廉斗野菜嫌いなんだよね〜……。


『なんか作るから10分くらい待ってて』

「わかった」


廉斗は私をぎゅっと強く抱き締めてから離れて仕事をし始めた。

……なんか寂しい。

いけない、ご飯ご飯!
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