秘密の恋
月曜日の朝

5時00分。あのおなじみのLINEの電話の音で起床。


……なんか言い方がすごい真面目な本みたいじゃない?

違うか。ごめん、やっぱ何でもないね。


『んん〜……もしもし……?』

「おーい、今日朝練だからな!」


あ、陸の声だ……え?朝練!?


『やばっ今何時!?』

「そうなると思ってたわ!だから5時に電話してんだろ!」


朝練は7時から。30分は通学に使うからあと1時間半!でも駅まで20分くらいだから……急いだ方がいいかも!


『陸ありがと!後でね!』

「じゃあな〜」


気楽な感じで話す陸は朝が得意らしい。
何でもお兄さんの葵さんを起こす役割をずっとやってたらしい。


とにかく急がないと!


バタバタと、みんなを起こさないように静かにしながらも準備を進めて結局20分余った。
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