秘密の恋
『ないない!……それに他に彼氏いるもん』


あぁ、絶対顔赤いよ……!

「あらそうなの!?私禁断の恋とか好きよ?」


ブ━━━━∵;(;:゜:鑾;゜;


思わず紅茶を吹き出した。

いや、マジですよ。本気で。


「えぇ?ちょっと千華?まさか図星?え?先生なの?」


さっきよりもキラッキラの目で聞いてくる。

『……うん、保健室のイケメンって言われてる先生』

「保険医さん!いいじゃない!気をつけなさいよ?」

先生辞めちゃったら嫌でしょう?


そう言って優しくお母さんは笑う。


うん、嫌だ。嫌だけども!

こんなにすんなりと先生との恋を認める母親ってどうなの!?


そんな疑問を持ちながら学校へ向かう。
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