新 不倫
「わぁ!たかーい!」
「よく見えるでしょ?
じゃあお母さん呼んで回ろうか。」
ひとまず泣き止んでくれたマリナちゃんと一緒に・・・
「マ~マ~!」
「マリナちゃんのお母さんはいますか~!」
「どこ~!」
「わたなべマリナちゃんのお母さんはいますか~!」
ひたすら敷地内をグルグルと回りながら、
お母さん捜索を・・・
「待って!!」
「うぉっ!?」
捜索を続けていたら、
いきなり後ろから誰かに腕を掴まれた。
「ハァハァ・・ハァハァ・・。」
「「・・・?」」
後ろを振り返ると、俺と同い年ぐらいの女性がゼェーゼェーと息を切らしている。
「あ、ひょっとしてマリナちゃんのお母さんですか?」
「このひと、しらな~い!」
「ハァハァ・・ハァハァ・・さっき・・女の子を探してるお母さんがいて・・ハァハァ・・ハァハァ・・私も・・ハァハァ・一緒に・・。」
「あ、息整ってからで大丈夫ですよ。」