新 不倫
第7章
第7章
霊視刑事 星野ヨシヒト
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「関本主任っすか!?こちら星野。
今から俺が言う場所の、
防犯カメラ映像を入手願います。」
<ほ、星野?
なんか口調変わったか・・?>
「いいから頼んますよ!
え~場所はラブホテル“Heaven”。
22時~24時までの時間帯に平山が映ってる可能性があります。」
<なんだと・・?>
「それと、さっき写真送った女の子の姿が30分違いで映ってるかも確認よろしくです。」
電話を切った後、
再び豊川さんの隣に座って、対面に座る平山さんと・・お茶汲みの子と対峙する。
「え~っと・・お名前なんでしたっけ?」
一瞬背筋を伸ばした豊川さんだったけど、
お茶汲みの子の話を聞いている間、
いつもの猫背へと戻ったようだった。
「岸本です・・。」
「勇気を出して告白してくれてありがとうございます。
ですが、残念ながらあなたの証言は捜査に対してあまり有効ではない可能性が高いです。」
「え・・・。」