【続編】愛に飢えた孤独な少女は極上な愛と幸せを手に入れた。2
甘え方
柚香side
亜蓮「…柚〜?」
柚香「ん…なに」
私は今、ベッドで寝ている。
亜蓮「いや、今日なかなか起きてこないなって思ったんだけど…大丈夫?」
柚香「うん…」
心配そうに私を見る亜蓮に、笑いかける。
…本当は大丈夫じゃないけど。
亜蓮「あれ…きちゃった?」
柚香「…うん」
…バレてた。
そう、今日は月に1回のあの日。
裏にいる時はスイッチが入っていたからか、平気だったんだけど…最近ダメなんだよね…
しかも結構辛い…
亜蓮「とりあえず、寝てていいよ、俺が家事やっとくし、ご飯は?何がいい?」
柚香「んー…雑炊食べたい」
亜蓮「ん、じゃあできるまで寝てていいよ」
柚香「ありがと…」
私の彼氏、超できる人だ。
柚葉さんの言ってた通りだった…
"生理の時、亜蓮くんは絶対いい対応してくれる彼氏だと思うよ"
あの時は、なんでそう思ったのか分からないけど、多分來斗さんを見てるからそう思ったんだろうな…
來斗さん、絶対柚葉さんに甘そうだもん。