エリート御曹司と婚前同居。 〜人助けしたら、契約結婚させられそうです〜
最終章 エリート御曹司と愛され婚します。
「ただいま」
「おかえりなさい、麗央くんっ」
麗央くんの元に戻り、恋人からスタートをしてから数ヶ月。
変わったのは、私の麗央さん呼びが麗央くんになった。
麗央くんはまだ髪が濡れていて、色気を纏っている。だからかドキドキと胸が熱くなっていく。
「麗央くん風邪ひくよ〜? 明日は大事な日なんだから」
「そうだな……じゃあ美唯、乾かして」
私は、しょうがないなぁと心の中で呟いてドライヤーで髪を乾かす。