エリート御曹司と婚前同居。 〜人助けしたら、契約結婚させられそうです〜
第二章 救世主と婚前同居が始まります。
* * *
「あ、あの……五十嵐さん? ここは」
「さぁ、入って?」
五十嵐さんに連れられて来た場所は、ベリーヒルズビレッジ内……だけど、仕事場というよりマンションみたいな感じで生活感もあるんだけど……。
「ここってもしかして五十嵐さんの家ですか? 」
「うん、レジデンスの中の俺の家」
「……あの、住み込みってここでですか?」
「そう、安心してゲストルームあるから」
いやいや、そういう問題じゃないでしょう?
「仕事はね、俺のお世話して欲しいんだ……俺、プライベートが全然なってないらしくてだから俺の管理をして欲しい」
「え……五十嵐さんのお世話と、管理ですか?」
「そう、俺倒れたのは疲労と栄養失調らしくて……」
栄養失調ってさ、それ相当だよ……。普段、どんな生活をしているんだろう。