極道の彼は子持ちの私に溺愛する


律希を産んだ時に決意した

この子がパパの存在を知らない代わりに何か耀生さんと繋ぐ何かが欲しい

その時に思い出したのが命名の話だった



「律希生まれた時から俺似じゃねーか、俺のガキの頃にそっくりすぎてビビる」

「私も驚いた、耀生さんの遺伝子が強すぎて律希生まれたての頃から看護師さん達にモテてたの」



律希と初対面した時、嬉しさと驚きが混ざり合って泣いてしまった記憶がある

私の要素なんてひとつもないぐらい、全て耀生さんの遺伝子で嬉しい反面少し悔しい気持ち



「保育所でも女の子にモテてるんだって」

「ほぉー、流石俺の息子だな」

「…ってことは、女遊び、、」

「もも?お前は何を言いたいんだ?俺の息子だから女遊びをするとでも?…ま、するか」



こんな話をして2人で笑い合った
そして、いきなり彼の表情が変わった

真剣な顔をし、口を開いた



「もも、お前今日からここに住め」

「…えっと、冗談??」


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